ソア・フィフティ
THOR-50
とは?
最新の厳しい安全基準をクリアするために
必須となる、高性能な次世代ダミー
THOR-50 2023年仕様
(オルタナティブリブアッセンブリ含む)は、
NHTSA(VRTC)の評価試験要求に適合しています。
長年、自動車の前面衝突試験では
「Hybrid III(ハイブリッド・スリー)」ダミーが
国際標準として使われてきました。
近年、自動車安全性能に対する
要求水準は世界的に高まっており、
より人体に忠実な傷害評価データの
取得が求められています。
こうした背景のもと開発されたのが、
THORシリーズです。


THOR-50の
技術的特徴



人体の骨格や動きを
より忠実に再現
これまでのダミーと比べ、首、肩、胸部(あばら骨周辺)、骨盤などの関節の動きが、はるかに人体に近くなっています(生体忠実性が高いと言います)。例えば、斜め前からの衝突を受けた際の人体の複雑な「ねじれ」や「傾き」までリアルに再現できます。




センサーの数がケタ違い
ここが最大の特徴です。旧型のダミーに比べて、組み込めるセンサー(計測チャンネル)の数が飛躍的に増えています。特に、胸部(リブ)の変形を立体的に多点で計測できるため、「内臓や肋骨にどの程度の負荷が加わるか」をより精緻に測ることができます。


最新の安全基準(MPDB試験など)
に対応
ヨーロッパや日本などで導入が進む「MPDB(移動式変形バリア)前面衝突試験」において、公式に採用されています。


従来型との比較
| THOR-50 (次世代モデル) | Hybrid III 50th Male (従来型モデル) | |
|---|---|---|
| 想定する 主な衝突試験 | MPDB試験(NHTSA等)、 オフセット正面衝突 | フルラップ前面衝突、 従来のオフセット衝突 |
| 測定チャネル数 (拡張性) | 100〜140チャネル以上 構成による) | 約50〜80チャネル |
| 胸部(リブ)構造と 変位計測 | 7本リブ+変位計測 (※代表的なセンサはSPIRAL Track・ IR-TRACC・S-Track) | 6本スチールリブ + 1点 (前後方向のみ)変位計測 |
| 首・肩関節の 可動域 | 人体に近い柔軟な多方向可動域 (鎖骨・肩甲骨の動きを再現) | 前後方向が主体の可動、 比較的硬い肩構造 |
| 腹部・骨盤・下肢 | 腹部3D変位計測、腸骨・寛骨臼の 荷重計測、複雑な足首機構 | 簡易的なインサート、 限られた荷重計測 |
- MPDB試験をはじめとする、最新のオフセット・斜め前面衝突試験に対応。複雑な衝撃入力に対する人体挙動を、より高精度に評価可能。
- 大幅に増加したセンサー(計測チャンネル)により、従来は把握が難しかった胸部・腹部などの詳細な傷害リスク評価が可能。
- 新設計のリブ構造により、斜め衝突時に発生する胸部のねじれ・変形挙動を、立体的かつ高精度に計測可能。
- シートベルトの滑り落ち(スリップオフ)や、衝突時の乗員の傾き・回転挙動を、より人体に近い形で再現。
- ペダルやダッシュボード侵入時における、下肢(脚部・骨盤)への衝撃負荷や傷害リスクを、より詳細に評価可能。

JASTIの強み
国内製造による柔軟な対応力、校正試験を含めた品質体制、そして迅速なサポートにより導入から運用まで一貫して支援します。

国内製造による短納期と
柔軟なカスタマイズ
JASTIは国内での30年以上にわたる開発・製造体制により、短納期での対応を実現しています。試験条件や用途に応じた仕様変更やカスタマイズにも柔軟に対応し、現場の要件に合わせた最適な製品提供が可能です。


他社製品にも対応する
校正試験サービス
JASTIでは、自社製品に限らず他社製品を含めた校正試験の受託に対応しています。ISO/IEC 17025に基づく試験・校正体制のもと、測定精度と信頼性を担保し、継続的な試験品質の維持をサポートします。


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トラブル発生時にも、国内拠点による迅速な対応が可能です。修理・メンテナンスをスピーディーに行うことで、試験の停止リスクを最小限に抑え、安定した運用を支援します。

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